訪問美容に興味を持っている皆さん、こんにちは。mukumonです。
私は、2017年にサロン美容師を辞めて訪問美容を開業し、2023年12月に1,030,660円の売上を達成しました。
これは、2017年~2024年6月までで過去最高記録ではありますが、それでも各月60万円台~80万円台をキープしているまでに成長しました。
そんな私が、訪問美容をもっと広めたいという思いから、訪問美容を開業するために必要な資格や準備について簡潔にお話しします。
訪問理美容とは?
訪問理美容とは、美容師が自宅や施設などに出向いて理・美容サービスを提供することです。高齢者や身体が不自由な方、忙しくてサロンに行けない方などにとって非常に便利なサービスです。特に高齢化社会が進む中で、訪問理美容の需要はますます高まっています。
しかしながら、問題は「質」。
個人や事業者を問わず、参入者が多いにも関わらず、撤退者も多い状況です。
「目先の儲け」だけを目指すことなく、目の前の「困っているご利用者様」にしっかり目を向けて「本気」で取り組んでほしいと日々思っています!
今の時代、「石の上にも三年」なんてことを言うと「馬鹿か」とお叱りを受けそうですが、3年間みっちり「訪問美容」という新たな業界を開拓する意気込みが必要と感じます(^^)
訪問理美容を始めるために必要な資格
訪問理美容を始めるためには、基本的に理容師または美容師免許が必要です。理容師・美容師免許があれば、訪問理美容を行うことができます。ただし、特定の対象者にサービスを提供する場合には、追加の資格や知識が役立つことがあります。
1. 理容師・美容師免許
これは【必須】です。理容師・美容師免許を取得するためには、理容専門学校または美容専門学校を卒業し、国家試験に合格する必要があります。理容師・美容師免許を持っていることで、法的に理容・美容サービスを提供することができます。
ときどき、施設の職員さんや、訪問介護職員さんが気軽に「私が切ってやろうか?」と言っているのを耳にしますが、法的には【NG】です!
利用者は、専門家としての理容師や美容師にお願いし、理容師や美容師の方は「国家資格」を持っているということの意味をよく考えて、自信を持って「本気」で事業化しましょう!
2. 介護職員初任者研修(旧ヘルパー2級)
訪問美容を行う際に、高齢者や障害を持つ方にサービスを提供する場合、介護の知識があると非常に役立ちます。介護職員初任者研修を受けることで、基本的な介護知識を身につけることができます。これにより、利用者の安全を確保しながらサービスを提供することができます。
しかしながら、資格を持っているだけでなく、”実際の現場で実務を行うという経験が一番大事”だということを心に刻んでおきましょう!
施設に入ると、ご利用者様は「施設に入所されている」お客様。
施設の職員様または、病院であれば医師や看護師の指示にしっかり従い、業務を遂行しましょう!
3. 福祉理美容師の認定資格
福祉理美容師の講習会に参加することで、訪問美容に特化した知識や技術を学ぶことができます。これにより、より専門的なサービスを提供することが可能になります。例えば、車椅子の方への対応方法や、寝たきりの方へのシャンプー技術など、実践的なスキルを習得できます。
今では、各団体が「訪問美容」に関する講習(いわゆる福祉理美容師資格取得)を行っています。
探せばいろいろ出てくるとは思いますが、今積極的にスクール性を募集しているということで、以下紹介しておきますね(^^)
良かったら覗いてみてください(^^)
開業の手続き
訪問理・美容を開業するためには、いくつかの手続きが必要です。
1. 保健所への届出
訪問美容を行う地域の保健所に「出張美容の届出」を行う必要があります。各市町村ごとに手続きが異なるため、事前に確認しておくことが重要です。届出を行うことで、法的に認められた形で事業を運営することができます。
以前、各自治体の情報についてまとめていますので、以下の記事も参考までに読んでみてください!
2. 税務署への開業届
個人事業主として開業する場合、税務署に開業届を提出する必要があります。これにより、正式に事業を開始することができます。また、開業届を提出することで、税務上の優遇措置を受けることができる場合もあります。
3. 保険の加入
訪問美容を行う際には、万が一の事故に備えて保険に加入しておくことが重要です。例えば、賠償責任保険や傷害保険などがあります。これにより、利用者や自分自身を守ることができます。
訪問美容のメリットとデメリット
メリット
- 高齢者や障害者へのサービス提供: サロンに行けない方々に美容サービスを提供できるため、社会的に非常に意義があります。
- 柔軟な働き方: 自分のペースで仕事を進めることができ、働き方の自由度が高いです。
- 顧客との深い信頼関係: 定期的に訪問することで、顧客との信頼関係を築きやすくなります。
デメリット
- 移動時間とコスト:各訪問先への移動時間や交通費がかかるため、効率的なスケジュール管理が必要です。
- 設備の持ち運び:必要な美容器具や製品を持ち運ぶ必要があり、準備が大変です。
- 安全管理:訪問先での安全管理が重要であり、特に高齢者や障害者への対応には注意が必要です。
まとめ
訪問美容は、社会的に非常に意義のある仕事です。必要な資格を取得し、しっかりと準備を整えて、素晴らしいサービスを提供していきましょう。皆さんの訪問美容師としての成功を心から応援しています!
以上、mukumonでした。では、また。
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